瀬戸川の土手に立つ榎の根元に鎮座する石祠
祠 |
祠の正面は瀬戸川の河原 |
土手下の大木の根元にある |
瀬戸川左岸の静岡県道30号鴻益橋から東名高速瀬戸川橋の間、堤防内遊歩道沿いの榎の根元にあります。堤防の外は藤枝市平島ですが、祠がある堤防内は焼津市大覚寺地内になります。
祠の正面に扉のような飾り彫りがありますが、開くようにはなっていませんでした。台座の亀甲模様は焼津市内では屋敷神などの小祠でよく見かけます。
そばにカップ酒のビンらしきものが倒れていました。どなたかがお供えしたものでしょうか。
『焼津市史』によると“地の神か?”とのことです。地の神というのは字のとおり土地の神、この付近の集落か家で祀っている土地の守護神や祖霊などではないか、ということでしょうか。同じく『焼津市史』によると、大富地区や浜当目などでは、海・川沿いの土手上に墓地を置き先祖の守護によって水害を避けようとしたというような話が伝わっているとありました。この地の神?さんにも何かそのようないわれがあったのでしょうか。