岡部氏居館跡に残る石造の小祠
小さな塚の上に建っている |
こちらが正面 |
岡部氏菩提寺・万福寺のあった丘 |
岡部氏は、藤原南家工藤為憲から始まるとされる一族です。鎌倉時代に入江清綱が地頭として岡部に赴任し、そのまま岡部に定着、子の泰綱の時から岡部姓を名乗るようになりました。
岡部氏は朝日山(潮山北東端の支峰、現在山頂付近に朝日稲荷が建っている)に城を築き、その東麓に居館を築きました。石祠は居館の四隅に守護神を祀ったもので、現在はこの一つしか残っていません。
祠の西にある丘には岡部氏の菩提寺だった万福寺がありました。現在は廃寺となっていますが、岡部氏一族の墓が山腹に残っているそうです。(未確認ですが、万福寺のあった丘の写真の左側、茶畑の後ろの斜面に墓がいくつか見える場所が万福寺墓地だと思われます。右の墓地は中正寺のもので、万福寺とは関係がないようです。)
最終更新:2013年11月4日 ページ作成:2013年11月4日