国道1号御仮屋西交差点で交通安全を呼びかける巨大な看板と慰霊塔
建立者と建立時期 |
右が国道1号、左は本通り |
国道1号御仮屋西交差点の南東側、国1と本通りに挟まれた狭い三角形の土地に、交通安全看板と交通事故死者を慰霊する石塔が建っています。
慰霊塔は巨大な墓のような姿をしており、表面に“交通遭難者慰霊塔”と刻まれています。裏側基部にある銘板によると、慰霊塔は昭和34年(1959年)に島田市稲荷4丁目に建立され、平成18年(2006年)3月に現在地である御仮屋町に移設したそうです。
慰霊塔の隣に建つ交通安全看板は、交通安全協会島田地区支部と島田ライオンズクラブの名が記されており、建立時期の記載は見つかりませんでした。私の不確かな記憶によると、2000年代前半にはすでに建っていたようにおぼえています。慰霊塔が移設される以前からあったのは確かで、2005年の航空写真【CCB20051X-C8-1】に看板の影が確認できます。
慰霊塔の旧地が稲荷4丁目のどこなのかは確認できていません。推測するに、現在国道1号沿いにあることから、元の国道1号である静岡県道381号沿いにあったのではないでしょうか。すぐ先に渋滞多発箇所の大井川橋があり、交通事故に気をつけたい場所ではあっただろうと思います。稲荷4丁目から現在地の御仮屋町までは3kmほども離れていますが、御仮屋町付近も渋滞多発地帯ですので、その関係で移転先に選ばれたのかもしれません。
前述の通り、大井川橋といえば昔は大渋滞が頻発する場所でしたが、2006年に稲荷1丁目に回転道路ができて以来だいぶ状況が改善したと聞きます。慰霊塔の移転が同じ年なのは偶然なのでしょうが、奇しくも旧地付近の問題が一つ解決した年に新たな任地へと移されたのですね。
最終更新:2014年5月24日 ページ作成:2014年5月24日