- 建立時期:1999年(平成11年)8月
- 建立者:不明
- 所在地:静岡県藤枝市高柳4丁目7-35の西隣【地図】
- 最終確認日:2016年11月13日
碑の内容
- 表
- 西国 川中島八兵衛
- 裏
- 平成十一年八月建之
解説
『ふるさと高柳』などによると、ここには仁平地区で祀る秋葉山の常夜灯があったはずなのですが、私が訪問した時にはなくなっていました[1]。常夜灯があった敷地の脇に、八兵衛さんと昭和11年建立の庚申塔が残されています。
仁平の八兵衛碑は平成11年建立、建立時期が確認できた碑の中ではもっとも新しいものです。『ふるさと高柳』によれば、以前は明治11年(1878年)8月建立の「紀伊国 川中島 小長谷八兵衛碑」と銘を刻む碑がありました[2]。
「川中島八兵衛の研究」によれば、旧碑は元は黒石川支流の小川脇に安置してあったものを、昭和30年代の土地改良事業のさいに現在地へと移したとのこと。例祭は毎年8月15日に碑を仁平公会堂に運んで行っていたというのですが、現在の碑は固定されていて移動させるのは難しそうです。
脚注
- Googleマップのストリートビューで在りし日の姿を確認できる。
- 資料によって建立時期が異なって記録されている。「川中島八兵衛の研究」によれば、建立は明治12年(1879年)11月、銘に「碑」の字はなく「村内安全」とあったとのこと。
参考文献
- 杉本春雄『ふるさと高柳』2009年、p.151
- 高洲地区郷土の歴史愛好会「川中島八兵衛の研究」1994年、p.3 (6)(高洲公民館蔵『郷土の歴史愛好会(1)』収録)
- 最終更新:2016年12月12日 公開:2016年12月12日