- 建立時期:1918年(大正7年)7月15日
- 建立者:大渕組
- 所在地:静岡県藤枝市高柳1574-2大渕町内会館の前庭【地図】
- 最終確認日:2016年11月13日
碑の内容
- 表
- 紀伊國
川中嶋
小長谷八兵衛碑 - 右
- 大正七年七月十五日造[立?]
- 左
- 大渕組
解説
『ふるさと高柳』によると右側面の銘は「大正七年七月一五日作之」らしいのですが、私が確認したかぎりでは「造立」に見えました。もしかしたら「造之」なのかも?
八兵衛碑の左側に並んでいるのは、庚申塔と、仏塔の一部のようなものです。仏塔のようなものは宝篋印塔の頭の部分でしょうか?
町内会館の向かいには、毘沙門天を祀ったお堂があります。『ふるさと高柳』によると、大渕地区のかつての小字(昔の地名)は毘沙門といいました。毘沙門天は地区の守り神であると同時に、シンボルのような存在でもあったのでしょう。普段は秘仏で、前回平成15年の御開帳が78年ぶりだったというので、まだしばらくは直に拝める機会はなさそうです。
毘沙門天の例祭は8月上旬に行われるのですが、「川中島八兵衛の研究」によれば、その時に八兵衛さんの供養も一緒に行われるとのこと。八兵衛御詠歌は唱えないそうです。
参考文献
- 杉本春雄『ふるさと高柳』2009年、pp.143-145,151
- 高洲地区郷土の歴史愛好会「川中島八兵衛の研究」1994年、p.3 (5)(高洲公民館蔵『郷土の歴史愛好会(1)』収録)
- 最終更新:2016年12月12日 公開:2016年12月12日