銘 |
左が県道222号、右が旧東海道 |
瀬戸新屋の六地蔵さんこと鏡池堂の境内の片隅に多くの野仏が並ぶ中、古い一石六地蔵の隣にあるのが八兵衛碑です。現在の碑は再建されたものなので、周囲の野仏の中に旧碑がないかと思い探してみましたが、見つかりませんでした。
この八兵衛碑の背後には、静岡県道222号と旧東海道の分岐点があります。このすぐ近くの下青島・追分地区の八兵衛碑「追分の小長谷八兵衛之碑」も道の分岐点に祀られており、近接する2箇所ともが道の分岐点ということが気になりました。もっとも鏡池堂西の分岐点は昭和6年ごろにできたもので、それほど古い歴史があるわけではありません。鏡池堂は瀬戸新屋村の西端でもあり、道祖神のように村の入口で災厄を除けるために祀られたのかもしれないと想像しました。